㊺厳しさも大事だけど

厳しさも大事だけど。

「怒り」をマネジメントツールにしない

FXを退職していろいろな会社に接して私は色々なことを学びました。

とある会社の事例。

ここの社長は今で言うパワーハラスメントの権化のような人物。

ミスを犯した社員を大声で怒鳴り、全社員の目の前で30分間の地獄が続きます。

正に、見せしめの吊るし上げです。社員はプライドも人格もどん底まで落とされ、ずたずたにされます。

「お前らもこうなりたくなかったら分かったな」と言う訳です。

でも、こんなのは全く逆効果なのです。何故なら、ミスを犯した社員はこの恐怖を味わいたくないために、

社長にミスを隠します。しかし、嘘はいつかばれるもの。ウソがばれた時点で烈火のごとくの吊し上げが待っているのです。

こんな不幸なことはありません。だからこういう会社は社員の出入りが激しいのです。

優秀な人材が離れ、我慢強い社員が残る。結局は会社にとってはマイナスしかないのです。

私は、この社長に間違っていることを正論として指摘し、自ら辞めました。

私見ですが、

怒ると叱るは違います。

怒ることは即ち感情をぶつけること。(不要)

叱ることは相手に気づかせることです。(必要)

ミスを犯した社員は一度だけ叱ることでそれに気づき、自ら反省をします。

ですから、30分も怒鳴り続ける必要など全く無いし、無駄な時間だと言う事を学ぶべきです。

経営者は今後も益々、認識と行動の変革が求められ、これに対応できるかが問われているのです。

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