㉒KANSAS

偉大なる聴衆へ 「バンドの絶頂期1977年から78年に渡るライブ音源」

偉大なる聴衆へ(紙ジャケット仕様)

中心人物はギターとキーボードのケリー・リヴグレンとボーカルのスティーヴ・ウォルシュ。

アメリカンプログレの代表格なバンドですね。

演奏能力も高いし、楽曲も素晴らしいです。1曲目のソング・フォー・アメリカから始まり、エッジの利いた楽曲が気持ちよく続きます。

後半の「超大作」という大作のアレンジも動きが有って素晴らしい。「伝承」はとてもヒットした曲ですね。

このバンドはアンサンブル中心で個人技有りきというバンドでは無いのも良いですね。

後に、スティーヴ・ウォルシュが脱退し、ジョン・エレファンテが加入。そして、すぐにエレファンテが脱退し、ウォルシュが出戻るときにケリー・リヴグレンが脱退します。仲悪いね。

しかし、出戻り後のウォルシュは声が潰れてバンドのお荷物状態。後に発売されるライブアルバムは聞くに堪えない。

更に、ほとんどの曲を提供していたのはリヴグレンだから、脱退後はヒットも無く、鳴かず飛ばずのバンドあるある状態。

だから、聴いてほしいのはこのライブアルバムだけですね。

リヴグレン脱退後に腕利きギタリストのスティーヴ・モーズが加入し、アルバムを1枚制作したけれど、その後、彼はディープパープルに横取りされてバンドはショボン。

後はどうってことありません。

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