㊹小ネタ集 その7

小ネタ集 その7

① H係長は色黒でパンチパーマの所謂強面です。ある日、渋滞で首都高から甲州街道に合流するときのこと。合流先の渋滞の車がどうしても譲ってくれなくて往生していた時、ジョークで私は係長に言いました。「係長、そのサングラスをかけて小指を内側に折って窓から出して横の車に笑ってくださいよ」と。面白がってそれに快諾の係長が即実行すると、なんと、合流先の車はピタッと停車し道を譲ってくれました。これは本当の話です。「グッジョブ係長!」と俺。

② 東京サミットの時、私は三輪のバイクで銀座の交差点を左折しました。すると、「キューン」

と後ろからサイレンが鳴り、白バイのお巡りさんが「側道に今すぐ止まれ」の命令です。何故止め

られたのか心当たりが有りませんでしたが、お巡りさんが言うには左折の時に最初から2車線目に

入ったのが道路交通法違反だと言うのです。納得いかない私は「左車線にはいつもバスが停車して

いるから最初から2車線目に入ったのだ」と勢いよく抵抗しましたが、これにカチンときたお巡り

さんは、「何言ってんだ!そんな理屈通る訳ないだろ!何ならスピードも違反していたよな!そっ

ちも上げるぞ!」と私の勢いなど蹴散らすほどの強烈なパワーで言葉を被せてきました。

違反が増えるのと予想外の勢いにヤバいと思った私は「まあ、そんなに熱くならないで下さいよ」

と昔、江川卓が、熱くなった記者に言った言葉よろしく、熱くなった目の前のお巡りさんを宥めるのに終始です。結局はスピードの方は取られないで済みましたが、

私は学習しました。東京のど真ん中、やくざをも相手にする警視庁のお巡りさんには逆らうな!です。

かなうわけない。

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