㉕小ネタ集 その三
小ネタ集 その三
30年前当時、私は夕方、最後の仕事で色々と不本意なことが有り、虫の居所が悪い状況で当時事務所の有った虎ノ門34森ビルの地下駐車場に入ろうとしていました。ところが地下スロープの入り口に邪魔な車が駐車していました。ムッと来た私は「こ〇ぁ!ど〇ボ〇ー!」と車の中から相手に思いっきり怒声を浴びせました。それにびっくりした車はすぐに何処かへ消えてしまいました。フン!と勢いをつけて私は地下駐車場に入り車を駐車して2Fの事務所に帰りました。そうしたら、後輩のSがニコニコして寄ってきてこう言いました。「國分さん、怒っちゃダメ!俺見ていましたよ。何かヤバそうなプエルトリコ人みたいだったじゃないですか?」「もしかしたらギャングかマフィアかもしれませんよ」と今度はこちらが後輩に脅かされる始末。んな訳ないだろうと強がってはみたものの、そういえば確かにメキシコ系の顔をしたのが3人くらい乗っていたような気もした。内心ヤバい!報復されるかもしれないという恐怖心に襲われた私はその日はビクつきながら事務所の出口を出ると、逃げる様に帰宅したのでした。ホント、短気はいけません。