⑧システム研修

ようやく引っ越しも終りました。
アパートは電車の通過であれだけ揺れていたのもさほど気にならなくなっていました。慣れとは恐ろしいものですね。
さて、配属先のT営業事業部というところはなんと、東京都内の大手企業のみをサポートする会社の中枢の事業部だったのです。私の配属された課はシステム専任の課でしたので、今までのコピー機の経験は殆ど役には立ちません。
なので、今度は長期のシステム研修が待っています。当時は神奈川県の塚原に寮と研修所がありましたので、そこで1.5か月の缶詰研修の始まりです。(許可なく勝手に娑婆には出るなよという地獄のルール付)

初日は参加者のシステムの理解度を確認するために、理解度テストが行われました。
たしか、問題はこんな感じだったと思います。
①OSとは何か?→答えなどわかるわけがありません。OSサービス課に配属だからオフィスサービスと記入。②ビットスライスとは何か?→分かるわけがないでしょ。ハムのスライスしか知りません。
こんな調子で私の様な素人をあざ笑い弄ぶような内容の質問のオンパレードでしたね。
ここから少しずつ研修を重ねて成長していくのですが、他県から集まった参加者はコピー機中心でシステムはサブという位置づけなのに対し、私たちはシステム専任でしたのでKトレーナーからは「お前らはこれで飯を食っていくのだから他の参加者とは違うのだ」との理由で「T営事の4人組」と一方的にあだ名をつけられて毎日20時まで居残りをさせられるという有難い配慮をいただくのでした。

この様な調子で 1.5か月の長期研修が続きます。思い出すのは最終試験の前日。 T営事の4人組 のメンバーは私と北海道から来たIさん、青森から来たSさんと神奈川から来たIさんでした。普通、最終テストの前日ならしっかりと復習をして翌日に備えるところですが、Sさんだけ他の研修の参加者と麻雀をやろうとしていましたね。「ドンだけ自信があるんだよ?」と我々は彼に忠告しましたが、「今更やっても変わりませんよ」とどこ吹く風のセリフを発し彼は麻雀をやり通すのでした。「落ちても知らねーからな」と一応は再忠告をして、我々は必死に復習をするのでした。

次の日、予定通り最終試験が行われましたが、結局は4人の中でSさんがトップで合格というオチでした。頭が良いんだねアンタ。

この様にして長期の研修が終わり、我々はフィールドへ戻って行くのです。

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