トラウマのHave You Never Been Mellow

「Have You Never Been Mellow」は、1975年にオリビア・ニュートンがリリースした楽曲で、彼女の代表作のひとつです。
邦題で「そよ風の誘惑」は日本でもヒットしましたよね。彼女は元々はカントリーミュージックから始まったと思います。
その後、この曲が全米一位になり、更にグリースやらフィジカルやらのヒットでどんどん株が上がった人物です。
また、お顔も大変な美形故、更に人気に拍車がかかりました。でも、ただのアイドルとは違い、しっかりとした歌唱力も兼ね備えていますからね。
代表作は、「フィジカル」と思っている人もいるけど彼女の代表作は「 I Honesty Love You 」と言い切らせていただきます。
1974年に発表されたこの曲は1988年にはニューバージョンで録音され、YESの「Time and a word」でもプロデュースを務めた
デビットフォスターがこの曲でもプロデュースを務めています。何故代表作と言い切るかというと、晩年のライブアルバムのtwo strong hearts
での音源を聴いてみてくださいよ。もう、この表現力には鳥肌ですよホント。まさに彼女にしか歌えない唯一無二の無双の曲なんです。
乳がんを患ってからはがん治療の啓発活動家としても広く知られた彼女ならではの解釈・表現も有るのでしょうか?と勝手に推測してしまいますが。

あ、話は大分それましたが、この「そよ風の誘惑」は私がサラリーマン時代に某技術習得の研修所での朝の起床の音楽がポールモーリア楽団の演奏している「そよ風の誘惑」だったのです。有無を言わさず毎朝聴かされます。しかも最終日には嫌~な嫌~なトラブルシューティングの最終テストがあり、
これをクリアしないと陸の孤島であるこの研修所から帰れないのです。だから、胃が痛くなるような気持がこの曲を聴くたびに蘇ってくるのです。
まさにトラウマ状態。曲には何の恨みもないですけどね。

「そよ風の誘惑」が、自分にとってただのヒットソングではなく、“忘れがたい朝の記憶”と結びついているという事実は、
音楽というものの不思議な力を感じますね。
そして、これは音楽を“聴く”ことを超えて、“感じて、生きる”という事実を学んだという様に個人的に解釈しているのです。

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